SMASH CABARETグランプリ2021

SMASH CABARETグランプリ2021無事終演いたしました!コロナ禍にも関わらずご来場いただいたお客様、ご視聴いただいたお客様、本当にありがとうございました。

配信と会場のお客様併せて延べ約350人と本当にたくさんの方にリアルタイムでご覧いただきました。

今回出演したのは2019年4月から2020年12月に優勝したパフォーマーです。

本来であれば、2020年7月に開催予定でしたが、新型コロナ感染症拡大の影響を受けて、二度の延期を経て、今回9月にようやく開催することができました。

正直、1対1のトーナメント形式は運営側としても悩みに悩んででた形となりました。そもそもパフォーマンスに勝ち負けはなく、楽曲にのせたストーリーを同じ空間にいるお客さんと「共有する」ことがSMASH CABARETの醍醐味だと考えています。今回このような構成になったのにはいくつか理由がありますが、その時のベストな形を運営チームで何度も話し合い出した結論です。

これまでは各回の優勝者が集結して「ガラ・コンサート」という形で出演者同士のコラボやソロ曲を披露するコンサートを過去2回開催しました。それも素晴らしい化学反応が生まれて、普段とは違う出演者の一面を見せることができたと思います。

今回グランプリという一人の優勝者を決める形になったのは、選ばれた一人にニューヨークへの切符を渡したいという想いがあったからです。

SMASH CABARETはニューヨークにあるキャバレーショーにインスパイアされて始まりました。パフォーマーが表現したいことをただ表現でき、お客様はお酒を飲みながら、うなづいたり、歓声を上げながら一緒にその空間を作って楽しむための場です。国籍も年齢も問わず、男性でも女性でもそれ以外でも、プロでもアマでも、経験があっても初舞台でも、ステージに立ってお客さんと共有したいという想いがある人であれば誰でも受け入れられる場です。

そこが何よりも大前提にあり、そこから目指せるものとして賞金や賞品がある、勝者が決まるシステムです。

グランプリの賞品はニューヨーク・東京間の往復航空券です。副賞として現地でのボーカルレッスンやバックステージツアーなどを用意しています。もちろんそれらも楽しんでもらいたいですが、一番は私たちが大切にしている本場のキャバレーの空気を体感してもらいたいと思っています。そこから何かを得てもらいたいというわけではなく、ただあの雰囲気を体感してもらいたいです。

今回のグランプリで優勝に輝いたのは、過去に何度もSMASH CABARETに出演し、ガラ・コンサート2019にも出演している、松岡さや子さん。唯一無にな存在感で溢れている方です。パフォーマンスをしている姿はとにかく気持ち良さそうで、とんでもなく楽しそう!

決勝のインタビューにて、「以前は自分が歌っている活動は一体誰得なのと思いながらやっていた。けれど30歳になって見える世界や自分に対する感覚が変わってきて、今は求めてくださる方のため、そして辞めたい理由がないから、辞める理由が明確にない限り続けていく。やりたいことを常にやり続けたらいいと考えている」と話してくれました。

何になりたい、どうなりたいという明確な想いを持っていることだけが正解じゃなくて、目の前にあるやりたいことをやる。その選択と経験が重なって、今いる彼女自身ができていくのだなと思いました。とっても素敵なことだなと。その選択や経験の中に、SMASH CABARETという場があって、少しでも活用できる場として在れたら嬉しいと思います。

最後に、グランプリの出演者に向けて、宮本亞門さんがメッセージ映像を送って下さいました。現在、ニューヨークでミュージカル「Karate Kid」のブロードウェイ公演へ向けてワークショップを行っているという大変忙しい状況の中、撮影して下さいました。

亞門さんは、夢を与えてくれます。アジア人でも日本人でも何歳になってもブロードウェイを目指しているすごい方がいる。そんな方に応援していただいていることがとても嬉しいです。

今回、本当に素晴らしい13名に出演していただけたことを誇りに思います。これからも素晴らしいパフォーマーとその人たちのストーリーに出会えることを楽しみに、進んでいきたいと思っています。

SMASH CABARETプロデューサー
堂本麻夏